歯並びでより良い自分になる--人生初の手術体験(下顎変形症)
矯正をやった方が多いと思いますが、私の矯正は下顎変形症の手術も含めての矯正になるので、必要な方のご参考になれればと思います。
■背景
こともから私は
・上顎が狭くて、歯の居場所がなく、歯はガタガタになってしまった
・アゴが一般人より長く出ていて、上の歯と下の歯は噛めない
状態だった
こんな⬇️
上はガタガタしてるのをわかりますかね
■中国で治療を受けることができなかった
少年時代(中国にいた)、普通の矯正科に通えば直せると思ったのが、
小さいクリニックに行くと、上海第九人民病院(実家の上海で整形で有名な公立病院)しかできないと言われ、第九病院の先生にみってもらったら、矯正含めて10万元(約166万円)の手術が必要なのと18才にならないとできない(骨の発育が終わってから)と言われました。
ちなみに、病気の正式な名前は:下顎変形症
下顎変形症の手術イメージ
そこで、私の実家だとそこまでのお金もなかったから、「やりたいなら大きくなったら自分でお金を儲けてやるしかない」って言われた。あと、母親はずっと手術に恐怖してて、あまり賛成出来なかった><
■日本で治療を決意した
2014年に仕事で来日し、
2015年の4月？に元会社から「自分の歯を大事にして」みたいなキャンペーンが案内され、初診無料で歯のクリニックに通えます。自分も経済的に自立してるし、そのきっかけで私は日本の先生に矯正意見を聞きました。
やはり中国と同じく、小さい病院だと出来ず、
🏩地方のクリニック
⬇️(手術が必要とのことで)
🏥東京歯科大学水道橋病院
⬇️(私の手術だと難易度がさらに高いため)
🏥東京歯科大学市川病院
との流れで紹介されました。
普通の人だと、紹介は一回済むはずですが、私は手術検査の際に、少しトラブルがありました。
手術向けの血液検査で、私の血小板が異常に少なくなっていて(通常33万、正常最低閾値は10万だが、私は8万でした)。その場合水道橋の先生が手術での出血量にリスクを感じて、市川病院のより経験がある先生を紹介してくれた。
ちなみに、ここの血小板の病気の正式名称は:特発性血小板減少性紫斑病(ITP)。確診された際に、難病と言われ、ショックすぎて号泣😭しましたが、今から見るとあまり生活にも支障がありませんでした。(後ほども記載するのですが、手術の半年前に13-14万になって、大丈夫な範囲に入ってました) ほーっとしました。
■治療の流れ
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👄術前矯正(2年半)
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👄手術(2週間)←今ここ
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👄術後矯正(1-2年)
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■治療詳細
👄術前矯正
2015/7 🏥水道橋病院 初診
治療の流れと全体の費用を紹介されました。びっくりしたのは、普通の矯正だと中国と一緒で自費ですが、私のような顎変形症だと中国は自費で、日本は医療保険範囲内でした。
原価はほぼ同じでしたが、保険が効くと手術代は100ー200万円から30-60万円になります。
矯正Step1️⃣抜歯
親知らず:4本
上の左四番:1本
計5本でした。
(歯の写真を後ほどアップ)
もともと上の右四番も抜くべきでしたが、
経緯をStep2️⃣で説明しますね。
矯正Step2️⃣歯原性角化嚢胞の発見と治療 2016/2/15
→歯原性角化嚢胞とは
https://www.jsoms.or.jp/public/disease/setumei_ryosei/
検査のレントゲンで右上の奥歯で病気を発見しました。歯原性角化嚢胞でした。普段無症状のため、今回矯正のきっかけで発見できて本当にラッキーと市川病院の先生に言われました。
1時間の手術により病気になった組織を摘出してもらって、腫瘍が接している骨面を一層削られました。ただ、再発の可能性もあって、その際に奥歯を抜かないといけなくなるので、今とりあえず右四番を抜けず、奥歯の様子を見とく方針になりました。(右四番と奥歯を同時に抜けるとかわいそうだから)
摘出された組織⬇️
矯正Step3️⃣
右四番の歯を抜けないことになったので、矯正空間を作るために、右上の歯を一斉に後ろに引っ張っていかないといけません。その手法は通常より時間かかりました。
下の歯にブレースをつける
⬇️
上の奥歯にブレースを付け、位置調整
⬇️
空間出来てから、上の前歯も調整
前歯にブレースをつけるまで結構時間かかったので、その間友達はあまり私の矯正を気付きませんでした。
一般の方より時間かかったので、何度も焦ってました。
それで、やっと手術の日程が見えてきました。
👄手術 2018/4/20
4/19 午前 水道橋病院
術後のゴムかけ用のフックを付けてもらいました
4/19 午後 市川病院 入院
私の🛏です
豪華の方ですかね
想像以上
その日の夜ご飯
最後の固体食事になるので、必死に一粒も残さず完食しました🍚🍚🍚🍚
4/20 午前 9時(1台目)～手術 全身麻酔
b型を間違わないようにつけるバンド
午後14:30 目が覚めました icuに転移
削られた骨💀☠️
4/21 午前10:30頃 自分の部屋に戻りました
(車椅子で TT)
口からのチューブは傷口からの血を吸引する用です
その後ゴムで上の歯と下の歯を閉じられ、一切喋らなくなりました。
手術後、維持液以外、初の食事です
(え、液体しか見えねぇけど。。。)
流石に液体だと私のような少年にとって足りず、毎日お腹がポコポコ。翌日先生に見てもらう際に、もう少し食事の量を増やすお願いをしました。
これからこれを追加されました
メイバランス ジャンジャン！
液体ですが、美味しいので、ないより全然マシです。
4/22-4/27
毎日やること
🍎寝る、ぼーっとする
🍎磁石を持て遊ぶ
🍎テレビを見る
🍎病院で散歩する(花がすっごく綺麗で癒されました🌸)
対比⬇️
(afterは全然腫れてますが)
4/26
いよいよ明日退院ですね
ドキドキ
口を開けるようになったら更新しますね！
(更新中。。。)
■感想
私の矯正は順調じゃなく途中でいろんな突発状態がありました。でも今振り返ると結果的には良い自分になったので、感謝の気持ちがいっぱいです。
お医者さんにも、親にも、友達にも、職場でカバーしてくれた先輩と後輩達も。。。
恵まれてます😘
これからいろんな方面(歯だけではなく)を磨いて、引き続きより良い自分になりたいです‼️
